ウィーン 5月12日

今日は国境を越えて一気にウィーンへ行くつもり。
ザグレブまで10時間、そこからウィーンまでバスを乗り換えていく…わからないけど着いてから調べればいいか。

 

ドブロクニクには往復チケットで来てるからザグレブまでは同じバス会社を使わなきゃいけなくて、そのバスが15:00発。チェックアウトぎりぎりまで宿で粘ってからバスターミナルへ向かった。
3時間も狭いバスターミナルで待つのもなって思うけど、もうクロアチアの貨幣クーネがなかった。重いバックパックをクロークに預けて10Euroだけ両替する。
まだ朝ごはん食べてないし、このままだとバスでお腹減るよね。近くのパン屋さんでクリームパンを2つ買った。

 

バスターミナルに戻ってベンチに座ってパンを食べた、ヨーロッパはホントにパンがおいしい。

ベンチに座ってると、次々にバスがやってきて人を乗せて去っていく。もしザグレブで往復チケットを買ってなければ、ウィーンまでの直通バスに乗れてたのかもしれない。

ぼーっとしてたら眠くなってうつらうつら…。

15:00過ぎ、やっと来たバスに乗った。
太陽の差し込まない陸側に座ってみたら、行きとは違う絶景がみれた。

どこまでも続く山脈、どこまでも続く道、ここがアドリア海だって忘れてしまう。

 

 

バスが休憩にスプリトの街に着いたときはもう夜。

ピザを一切れ食べながら混雑するバスターミナルをうろうろしてまわった。

そこからはほとんど寝てた気がする。

ドブロクニクから10時間、気がついたら夜の懐かしいザグレブの街に着いてた。バスはバスターミナルの周りをぐるっと回って進入した。バスを降りて、急いでそのままカウンターでウィーン行きのバスチケット(25Euro)を買う。カウンターはぎりぎり開いてた。朝の6時の便、あと5時間以上あるね。

バスターミナルのカフェでiPhoneを充電しながらwifiを繋いで通話してた。

深夜の人のいないカフェ、コーヒー一杯で楽しい時間が過ぎてく。

 

そのまま寝ないで遊んでたらあっという間に朝が来る。

チョコクロワッサンとクリームクロワッサンをパン屋さんで買ってカフェでコーヒーを1杯飲んでクロアチア通貨のクーナを使い切る。

乗ったウィーン行きのバスはがらがら、バスは北へ向けて出発。
南国っぽいクロアチアの植物がだんだん針葉樹林になっていく、スロベニアの国境を越えてオーストリアへ。

東欧のイメージにぴったり合うような灰色の曇り空、どこまでも続く草原と森。ときどき雨が窓に水滴をつけて、バスは音を立てないで走ってった。

バスはオーストリアの首都ウィーンへ着いた。
オーストリアの通貨はEuro、バスターミナルのすみっこでバックパックの奥に隠してたEuro紙幣を取り出す。予約してたアパートまでのメトロチケットを2.2Euroで買った。

ウィーンはクロアチアよりさらに物価が高いみたい、東京よりも高いみたい。

メトロで中心街まで行って1番線に乗り換えて終点へ。地下鉄を出て歩いてアパートを探す。

アパートはすぐ見つかったけど、約束の12:00にオーナーが来ない。しばらく待ったあとに隣にあるバーでオーナーに連絡してもらおうとしたら、ちょうどやってきた。なんかダンディなおっさんだった。

 

4泊で172Euro。とても高いと思うけど、物価の高いウィーンでアパート暮しができるならすごい安さなのだ。でも遅れてきたから2Euroディスカウントしてもらった。

部屋はキッチンもあるしすごく綺麗。
ヨーロッパのアパートは日本より広くて天井が高いなって思う。

 

シャワーを浴びて近くのマーケットへ。

ソーセージ6本、牛乳1ℓ、パンひと袋、チーズ10枚、トマト缶、にんにく3個、玉ねぎ4個、ワイン1本、全部で17Euro。

部屋に戻ってソーセージとにんにく、玉ねぎとトマトソースでスープを作って食べた。窓からみえる中庭がすごくきれい。

音楽の都ウィーン。今日からこの街に住むんだ。