タオ島 7月6日
おきたら床がぐわんぐわん揺れてた。そっか、船で寝てたんだっけ。
小さい船だからかな、すごいゆれる。
寝る場所といっても広い部屋に布団がたくさん一面に敷いてあるだけだけど。
タオ島にどうやって上陸したのかは憶えてないんだけど、上陸してタクシーというかピックアップトラック?に声かけられたので500バーツ以下の宿をお願いしたら300バーツの運賃をいわれた。
地図と運賃が書かれた紙を見せられたので断りにくい。ちょっと高いとは思ったんだけど…日本円で1000円以上だし。
タクシーは北上してすぐに降ろされた。
ココ?
あっちの海沿いだよ
ザックを背負ってヤシの木とバンガローの村を歩いた。
できたら海の見えるバンガローがイイな。
少し大きめな平屋のカウンターでチェックイン、一部屋が500バーツ、エアコンありだと1000バーツ。
う~んエアコンなしはキツイのかな…
ほか探します
また道路まで戻って山側のホテルへいった。
まだ開いてないみたいで床掃除を見ながらソファーでぼんやりして待ってた。
聞いてみるとやっぱり1000バーツ、もう一つのホテルも確認してみるけど1000バーツ。
う~ん、もうバンガローにしよ。
最初のバンガロー村に戻って500バーツを2日払った。
目の前に見ると気持ちが変わる!バンガローだ!シャワーもトイレもついてるし、私の小さな家!
シャワーを浴びて洗濯をして部屋に干した。
水着に着替えたらTシャツを着てビーチに歩いてった。足が速くなる、ヤシの木の向こうの青空。
見えた!海だよ!
きれいな砂浜、透明な海水、どこまでも続くビーチ。やっぱり南米よりも東南アジアのビーチがいい。
Tシャツを脱いで海に入る。
バシャバシャ、小魚が足元泳いでるし。
ん?
10mぐらい進むと足の裏が痛い、岩が砂から出てる…見てみると黒い岩礁が続いてる。
これ以上先には痛くて行けない。
海岸線に沿って岩礁は足ぐらいの深さから始まってるみたい…
これじゃ泳げないよ…
ほかの人がしてるみたいに座って肩まで海につかる。
しばらくぼーっとビーチを眺めたり、海を眺めたり。
う~ん、泳いだり潜ったりもしたい。向こうに行けば泳げるのかな?別のビーチとか?
泳いでる人少ないよな…
1度あがって遅い朝ごはんを食べた。ごはんがなかったのでライスを追加。
1度戻ってシャワーを浴びた。島の村を探索しに通りをてくてく歩いた。
のんびりしてるって聞いてたけど人が多くて欧米の旅行者が目立つ、バックパッカーっぽい人が少ない気がする。
こっちは健康的でカオサンとはまた違うんだね。
スーパーを見つけてエアコン目的で入った。
あ~涼しい…使い捨て石鹸やビールを買ってバンガローに戻った。
あ、栓抜きがない。
窓の付け根でなんとかこじ開けた。
ビールを持ってビーチへ、しばらくぼーっと座ったり、また海に入ったり。
ふと見た海の向こうにスコールの柱が見えた。
夜になってる。ビーチから波の音に混ざって音が響いてくる。
パンガン島ではビーチパーティーいっぱいやってるって聞いたけど、このタオ島でもやってるのかも?
踊りたいな、ステップ踏みたい。
バンガローを出て夜のビーチに歩いてった。
南国の夜のヤシの木の向こうに炎の灯。すごーい、ファイアーダンスやってる!
火のついたポイをくるくる回してる。
音はもっと向こうから聞こえてくるんだけどファイアーダンスが邪魔で通り抜けれない。う~ん、1回通りに出よう。
通りに出ると欧米旅行者でいっぱい。
この人たち昼間はどこ行ってたの?レストランもいっぱいだし賑やか、どこかで食べたいけど旅行者向けっぽくて高そうなんだよね…
きょろきょろしながら歩いていく、賑やかな小道に入ると左右のBarで音楽が流れてビリヤードしてたり、ライブやってたり。
プールでは同じ黒いTシャツを着た大勢の人達が集まってパーティーで盛り上がってて、やたら背の高いゴツイ女の人がいるんだけど。ニューハーフかも?タイには多いって聞いたけど。
行き止まりを戻って近くのビーチに出てレストランで食事した。
パッタイで250バーツ、ええ、高!美味しかったけど。
ちょっと離れたとこでパーティーやってるので参加した。ここが1番盛り上がってそう。
コンビニで買ってきたビールを片手に木の床に腰かけてた。
足を砂浜に落としてぶらぶらさせて低音を身体で感じる。ホントはBarでカクテル頼みたいんだけど高いんだよね、氷ばかりで2倍ぐらいの値段するし…
ここは満潮になると下は海なのかもしれない。
目の前の引き締まった身体のタイ人のファイヤーダンスを見ながら古くてイケてない音楽を聴きながら、夜の海を見ながら、時々フロアに行ってステップを踏む。
もう少しクラブっぽいというかテクノやハウスっぽい方がイイな…
しばらく音楽に身をゆだねながら、目の前の景色をぼんやり眺めてた。
別のテクノが流れるレストランの大きな枕に横になって夜の海を見てた。
そろそろ帰ろうか、ビーチをてくてく歩きながら自分のバンガローへ歩いた。
アレ?どこだっけ?
ヤシの木の森を行ったり来たり、月明かりの下、少し焦って歩き回る。
この旅行で迷子になるの2度目だよ!
通りに出たりビーチに出たり、30分以上も暗闇を歩き回って、やっと見つけた自分のバンガロー。
見つからなくてもこの島ならへーきそう、パーティー会場でオールもできそう。
南国の島の夜。
シャワーを浴びてベッドに横になりながら窓から入ってくる潮の音を聞いてると、混ざって遠くに聞こえる音楽に安心を感じる。