ネセバル 4月18日
朝、ネセバルの島へ。
木漏れ日の通りでTシャツを買おうか迷った、結局買わなかったけど。
かわいいパステルカラーの建物の横を海に向かって歩いてく。ふと、急に開けてネセバルの島が見えた。
海を渡る細い陸の向こうに世界遺産のネセバルの街。
何よりも黒海をちゃんと見るのは初めてだった。旅してきていろんな海を見てきたなって思う。海岸に降りて波を見てすこしぼんやりする。細い陸路を歩いてくとアフリカ系っぽい黒人に写真を頼まれてパチリ。
そのまま海の上を歩いて島の入り口の門を抜けるとディズニーランドのような光景が…たくさんの観光客と左右に並ぶショップとレストラン。
すごくきれいな街並みに観光っぽさを感じてしまう。表通りをてくてくと歩いて疲れたから人気のない道を探してく。裏道もホントにきれいでびっくりする、あと猫が多いし。
ぐるーって時計回りに島の路地裏を歩いてカフェに入った。
1番安かったホットチョコレートとチーズのサンドイッチを食べた(7Lv=420円)。ブルガリアはホントにチーズが美味しい。ぼーっと通りと広場の景色を眺めてた。
wifiをつないですこし通話したあと、せっかくだから島にいっぱいある小さなギャラリーを見て回ることにした。
帽子屋さんで顔が日陰になるぐらいの麦わら帽子(20Lv=1200円)を買ったら店員のおじいちゃん2人に話しかけられて話してた。飼い猫に餌をあげたり、留守の店番させられたりして楽しい。
帽子屋さんで休んで街の探索を開始。
人気がない狭い路地にあったギャラリーに入ると制作現場っぽい素敵な雰囲気。40Lvにディスカウントして小さな油絵を買った。
海岸沿いを歩いてると砂浜に降りた。
やっぱりブルガリア、トップレスの人もいる。裸足になって黒海にちゃぷちゃぷ入る。すこし冷たい海水が気持ちいい。
波の向こうを小さな船が走ってた。
石段に腰かけて海風で足を乾かして通りに戻った。
路地裏のかわいい器のショップに入った。割れちゃうから持ち歩けないのが残念だけど日本でこの値段だったら買ってたかも。
お店のお婆ちゃんがお茶とお菓子を出してくれた。置かれてた黄色い1枚の絵がすごい素敵。娘さんの絵みたいでソフィアにデザインのお店を持ってるみたい。
さっき絵は買っちゃったしな…この絵大きくてどうしよう、バックパックに入るとは思うけど…
悩んで40Lvにディスカウントして買ってしまった。今日は散財してしまった、帰国するまで壊さないようにしなきゃだ。
砂浜沿いのベンチに座るとサンタクロースみたいなおじいちゃんに話しかけられる。
英語が話せるし、すごく気持ちが伝わりやすくて落ち着く。日本のパスポートとかお札や本を見せるとぐふぐふって笑う。
日本のことをいろいろ聞かれる、天気だとか税金だとか物価だとか。なんかこのおじいちゃんすごい物知りだし好奇心旺盛。ブルガリアで日本人をぜんぜん見なかったから違和感がある、なんか話しやすい。まわりが暗くなるまで話して握手して別れた。
夕方になったからネセバルの街を出た。
帰り道に地元のレストランで鳥のもも肉とフライドライスを食べたらすごい美味しかった。これで250円だもんなーブルガリアに長居しちゃうよ。
宿に戻ったけど今夜はクラブに行くのやめ。もう満ち足りてた、すごく楽しかったから。
黒海沿岸の小さな古い街ネセバル。たまった洗濯をしてベランダに干してく。