バンコク 7月11日

バンコク現代美術館(MOCA)は最近できた巨大な美術館でめちゃめちゃ広くて、でも行き方がわからなかった。
郊外のドンムアン空港の真ん中ぐらいにあるみたいだけど。
もう1つ行ってみたいとこはウィークエンド・マーケット、週末にチャットチャック公園で開催されてる巨大なマーケットで骨董品や雑貨、食器なんでもそろうとかで20万人集まるんだって。

チャットチャック公園は地下鉄の終点だった。地下から出たら露店に囲まれててうるさい、あーウィークエンド・マーケットの中なんだってびっくりする。
夜だけかと思ったけどもう始まってんだね。

広大なマーケットをうろうろ歩いてみた。天井があるんだけど、とにかくあっつい。
欧米旅行者も多いけど…暑くないのかな?
扇風機がぶおおって熱風を叩きつけてくる、あっついよ。アタマがぼんやりしてきた…広すぎて迷子になるし。
チェンマイのナイトマーケットもそうだけどタイはマーケットが多くて、とにかくにぎやか。涼しい夜に来たほうがよさそう。
タクシーは走り出して郊外へ。

建設ラッシュで巨大化していくバンコク。片側4車線ある高速道路やオフィスビルのとなりには緑のジャングルが見えた。

アレかな、白い大きな建物にMOCAの文字。
線路の向こう側にあるよ
運転手に指さして伝える、おけおけと走り続ける。しばらく走ってUターン。
着いた。真っ白い何もない空間の巨大建築。

 

ペットボトルはダメみたいでゴミ箱に捨てた。歩いてみて分かったんだけど、ぐるっと回るメインフロアと裏の展示室に分かれてて5階建。現代アートだけじゃなくて絵画や彫刻が多いみたい。

1つ1つの作品が大きくて立派だね。現代アートっぽい捻くれた感じや透明感のある作品が少ないのがちょっと残念かも。
小屋の壁一面にイケメンとデブハゲと美女の3人の子供のころからの物語を絵でならべてる作品がへん。ハゲが悪役みたいで、いつも最後はイケメンにゴンゴンと頭頂部を殴られてる。
でもこの3人はホントは仲良しなんだよね。

できたばかりの美術館、人もいなくてガラガラ、少し休憩したりしながら階を上がっていく。
屋上からの採光や吹き抜け、休憩用のベンチのデザインが凝ってて楽しい。
いろんなベンチの写真。

 

 

 

カフェでケーキとエスプレッソ、コーヒー苦…。
エアコンの効いた広いスペースでぼーっとする。近くで絵の勉強をしてる人たち、真っ白い音のしない美術館、何もない広い空間。
にぎやかな通りを見ながらぼーっとしたいな、ココはちょっと疲れてきた。

美術館を出た。ウィークエンド・マーケットもう涼しくなってるとイイんだけど…
工事中の巨大な高速道路の下を歩いた。工事がつづく風景を南に歩いていく。
走りすぎるトラックが砂埃を巻き上げてた。

もう涼しくなったかなと帰ってきたマーケットは相変わらず殺人的な暑さ。
なにか食べたい。中のカフェで涼もうかと思ったけど暑いに決まってるし。欧米旅行者は強いなって思う、笑ってるもの。

道路を渡って中国人街っぽい通り、ココの方が涼しい。
どっかで食べれるかなって思ったんだけど、雑貨というか小さな銅製の仏像とかが並んでてレストランはなさそう。
そういえば地下鉄には食べれる場所があった気がする。そこならエアコン効いてるし。
もう1度道路を渡って地下鉄に降りていくとエアコンが効いてる。

ちょっとマックっぽい雰囲気だけど…
何に食べよ、よく分からないよ
お店の人に指さして注文、数分後に予想外のがきた。アレ?周りと同じ麺にすればよかったな。あっちの方が美味しそう。
ウィークエンド・マーケットはバンコクの若いコが多いって書いてあったけど、ホントにそんな気がする、ここもそうだし。

もうあたりは暗くなってて、氷のコーラ片手にマーケットを歩いてた。
サンダルやTシャツが多いのかな。もっと手作り感のある雑貨とかみたいんだけどドコにあるんだろう、広すぎてわからないね。
ときどき車が人混みを押し分けて通り過ぎてく。

今日は気分がよくないのかな…
喧騒に紛れ込んでる感覚、風景に溶け込んでる感覚、食べたいとか欲しいとか周りの物が素敵にみえる感覚がすくなかった。