ポトシ 12月28日
目が覚めて憂鬱な気分。
なんでだろ?昨日の洗濯物が乾いてないし、夜中に中途覚醒しても何もできなかったから?
日記を書けば良かったのに。
少しツイッターして受付でペットボトルの水を買って、それでハミガキをする。
蛇口が流れる緑の水は口に含めれないから。
気分転換に9時にホテルを出てぶらぶら。
ポトシの町は狭くて旅行者もほとんどいなかった。近くの広場でベンチに座ってエンパナーダを食べた。これはサモサみたいで4Bs(60円)でとても美味しい。
市場を通り抜けると、教会の前で小さい女の子がオレンジジュースを絞ってた。ジュースは果物を目の前ですり潰してくれる。
シャーベットを食べながら石段に座ってた。広場の光景を眺めながらぼーっとする。
標高4100mは夏なのにセーターを着ないと寒いぐらい。
ぼーっとしながら移動しないとって思う。これは旅なんだから。
ホテルに帰ると洗濯物が乾いてなかった。
こっそり屋上に持って行って青空の下で干した。屋上でぼんやりしてるとホテルのおばさんも洗濯にきた。
アスンシオンに行きたいけど、サンタクルスに行かなきゃダメなのかな?
相談してみた。
1時のバスに乗ってスクレで5時のバスに乗れば朝にサンタクルスに着くって。
部屋に戻って荷造りする。
屋上でおばさんにキーを渡した。まだ洗濯物、乾いてないけど…
乾かないままバッグに詰めた。
12時過ぎにホテルを出た。おばさんがタクシーを拾ってくれた。
サンタクルスまで140Bs(2000円)、100US$を渡した。大金だからトラブル。なんとかなったけど。
バスは2階立てだけどボロボロ。私以外は全員インディオの人達にみえた。
ツーリストがいないのがうれしい。
サンタクルスに向けて数百キロの旅。
最初は噺家が乗り込んで来たり騒がしいバスも周囲の寝息とともに夜の雷の中。
バスは何も考えずにアンデス山脈を無言で降りて行く。
途中でトイレ休憩。
露店で売ってるハンバーガーを買ってもぐもぐしながら雷とヤシの木をぼーっと見てた。
遠く山脈のむこうにひかる稲妻。
ココはもうアンデス山脈じゃないんだね。
ヤシの木の向こうに光る雷。
みたらペットボトルが気圧で潰れてた。
眠剤を頼りに音楽を頼りに、Ametusbを聴いた。いつの間にか寝てた。