マチュピチュ 12月21日

8時頃にお婆ちゃんがドアをトントン、マチュピチュに行く時間ですよとかなんとか。
最初良く分からなくて返事出来なかったけど、ドアを開けてシャワー浴びて行きますって答えた。

バッグの荷物が何故か隣のベッドに錯乱している。
9時になってもう一度トントン、ドアを開けられる。チェックアウトって言われた。
まだ9時なのに9時にチェックアウトなんて聞いたコトない。普通のホテルは10時か11時だよ、筆談で伝える、お爺ちゃんもやってきて部屋の電気を消し始めたので付け返す。
しばらく言い争ったら出て行った。

なんとなく荷物をまとめてロビーに。
誰もいない。
チェックアウト9時って書いてある。ホントだったんっだ。
鈴を鳴らしても来ない。入り口のドアが開かないのでムリヤリ開けたら…鍵が壊れて落ちた。
なんとか直す。
40分ぐらいしてお婆ちゃん、向こう側で聞こえなかったとか?
40分もロビーで待ってた。お金を払って出る、ココにもう1泊するのはやめた。

今日マチュピチュを見て、次の日に帰るつもり。
近くのホテルを見つけたら小さな女の子が受付でかわいい。案内されたのは色鮮やかに塗られたボロボロの建物の4階ドミトリー、500円ぐらい?
ドルじゃダメみたい。換金しないと…教えてもらった換金のお店は閉まってた。

仕方ないので謝って荷物を取ってまた別のホテルを探す。
隣の通りのホテル、太った男の子が受付、ドルでオーケー、シングルで1500円ぐらい、部屋は汚ない。
ここもチェックアウトは9時。

マチュピチュって全体が9時チェックアウトなんだ。知らなかった…
みんなすぐ観光するとは限らないのに…
男のコが5分で片付けるから待っててと言われて待ってると部屋の掃除。
さっきまで誰かお客さんが泊まってたみたいだけど汚ない使い方する客だなー私はホテルを離れる時も綺麗にしてから出て行くので、こういう客は嫌い。

シャワーを浴びたいけど石鹸がない、伝えると2階から投げて渡された。ああ、男の子だなって思う。
マチュピチュに行かなきゃ。
チケットはココの村で買って行かなきゃならないので村の中の教会の隣の受付へ。
ココもドルは受け付けないみたいで、指定された両替所は開いてた。
さっきのホテルの時もココに来れば良かったな…
何故かパスポートを見せて3000円ぐらいのチケットを購入。
マチュピチュに登るバス停に向かう。バスは往復で2000円、後ろにいたのは日本人の女の子だったのかも、旅先では中国人と韓国人と日本人の区別はつかなくて、みんな同じに見える。

 

バスが来て乗車、しばらくして山を登って行く。つづら折りに登っていく。
村が怖くなるほど下に見える。
あのマチュピチュに行くんだ~って山並みを見ながら思う。

入り口ではみんなパスポートにマチュピチュのハンコを押してた、あ、コレは一生の記念になるね。
数百m進むと写真で見たあの景色。
すごい!そのままだ!
雲と山の上に遺跡と緑の芝生、先にそびえる山。
思わず声を上げて笑ってしまう。
天空の遺跡。
周りでもみんな歓声を上げてる。

 

マチュピチュにはメインの遺跡と二つの山があるんだけど、私はメインの遺跡だけにした。
少し登って芝生の上で寝転んでる観光客達、私も寝転んだ。
マチュピチュでゴロゴロするなんて最高だと思う。
目の前の景色と流れる雲を見ながら、ウトウト、いつの間にかねてた…

目が覚めると遥か上空をコンドルが旋回してる。
数時間かけて遺跡を一周した。
水の流れる場所やアルパカまでいる。天空の旅。

入り口のカフェでコーラを飲む。下山するのがもったいない感じ。
世界が平和でありますように、と何故か日本語の看板があった。
バスで下山、村でレストランを探してうろうろ、坂道にあるレストランでスープを飲む、なぜか遠くに日本語を聞いたような気がした。