上海 10月19日
窓の外はいつも黄色、ずっと続いてる穀倉地帯も空も黄砂にふかれてる。
寝たり目が覚めたり、黄色い景色にも飽きてた。
ずっと音楽を聴いていたせいでiPhoneの充電が切れてる。北京から上海に向かう寝台バスはどこまでも退屈。
タバコの匂いが流れてきて気持ち悪くなった。ときどきタバコが我慢できなくなった人がトイレで吸ってて、それが流れてくる。
あのトイレなんで窓が開かないんだろう?
そういえばトイレに窓がない家って日本にも多いけど…
朝パーキングで休憩、外の空気を吸い込んだ。饅頭を2つ買ってベンチで食べた。1つ1元(20円)で普通においしかった。昨日の夜の食べ物はなんだったんだろ、刑務所みたいでホントにマズかった。
中国最大の都市は上海。だけど歴史で知らないし、都があったとも聞かない。白いスーツのマフィアがいたんだっけ?あとチャイナドレス。
いま、バスの窓からは高層タワーがいっぱいみえてるけど。
なんかこのバス旅はボロボロで疲れた…なんとなく身体が汚くなった気がする。とにかくシャワー浴びて服を洗濯したいよ。
上海の空は澄んでて、高層ビルの立ち並ぶ近代都市。
バスを降りてすぐの雑貨屋で電池を買ってiPhoneを充電した。
少し他の旅行者の後をついて歩いた。宿どうしようか。
トゥクトゥクが近くに停まって話しかけてきた。と思ったらそのトゥクトゥクに後ろからバイクが衝突。バイクとトゥクトゥクが口論を始めた。
あ、ゴメン、私を乗せようと思ったんだろうけど…
静かにその場を去る。
近くのカフェで宿を探そうとしたけどwifiないの?歩いて見つけたケンタッキーで宿を探した。
なんか、上海の人は北京の人より旅人に冷たい気がする。
北京の人たちはすごく親切だったから。
安い宿を見つけて予約した。宿までの2kmの道のりを歩いていった。
ココが上海なんだ…ビルに渋滞、とても東京に似てる街。
地図の場所に行っても宿が見つからなかった。住所の近くを歩いて探し回る。
教えてくれようとするおばさん
似たような名前の宿
似たような形のビル
TELしても通じない電話番号
1時間たって怒りで近くの柵を蹴飛ばした。
中国語のサイトで宿の住所を検索するとすこし離れた場所にあった。
歩いて近くのレストランの人に聞くとアレだよっだって。
それは宿というよりチェーンのモーテル。マニュアル通りに動くアルバイトと清潔だけど味気ない室内、小さな窓。
失敗したかもしれない。やっぱりブログとかで安宿を調べればよかった。
すぐにシャワーを浴びた。貯まってた洗濯をした。バスで着てた服は念入りに2度洗った。
夜中に外にでて何か食べようとするけど入りやすそうなお店が見つからなかった。
ちいさな八百屋でバナナを買って、食堂でまんじゅうを買って部屋で食べた。
味気ないモーテルに旅行者に無関心な人たち。
アジアの巨大な上海の小さなモーテルで、ココは東京に似てるなと思う。