北京 10月14日

赤い壁の階段をおりてった。北京郊外の宿、というよりもマンションみたいだけど。
ひとりにはもったいない広さだよね。

 

地図と自分の場所を確認。地球の歩き方に載ってないほどの郊外だから、どのバスに乗ればイイのかも、どの地下鉄の駅もわからない。
でも、中心部に向かって歩けばイイよね、あっち。
それに近くにはおいしいインドネシア料理があるみたい。

 

いくつも通りを越えて、ブロックを越えて、大きなショッピングモールについた。
TripAdvisorだとインドネシア料理はココなんだけどな、その前に近くの銀行で両替しとく。

外国人だからか受付の男の人がいろいろ書いてくれる。中国語よく読めないし。
番号呼ばれるまでイスに座ってまってた。
中国は両替所がないから銀行でやってもらうんだけど時間がかかるのがメンドウ…
番号が表示されて、いくつかサインしてパスポートを見せて100ドルを600元ちょっとになった。
なんと小銭まで渡される、手数料が取られないみたいでびっくりした。

インドネシア料理のあるらしいショッピングモールの5階と6階を行ったり来たり、見つからなくて入ったらラーメン屋でしかも日本のラーメン。
注文いろいろ聞いてくるけど中国語全然わからなかった。
結局2人にいろいろ話しかけられる、え?なになに?英語で返すけど、あまりうまく話せない自分が恥ずかしくて。

 

カフェいきたいけど、ちょうどイイのがなかった。
外に出て通りを歩いたあと世界遺産の頤和園を目指して歩いてく。
10kmほど先にあるハズなんだよね。
巨大な高級マンションや大きな川沿いを歩きながら、遥か彼方の頤和園の方角をみながら、犬の散歩をみながら、ずっと歩いてた。
日本でもそうだけど高級マンションに住む理由ってなんだろ?ぜんぜん魅力を感じない。

帰りも10km歩くのか…たいへんかもしれない。
それよりスーパーで洗剤とか日用品買った方が良さそう、今回の旅は1ヶ月越えるんだから、のんびり行こうよ。

 

野菜とか果物とか日本とあまり変わらない品揃え、緯度が同じだもんね。
洗剤とかポテトを買った。
商店街を歩いてると雰囲気のある旧いボロボロ団地の銀色の門…入ってみようか?

住居者のフリして団地に潜入して探索。ベランダは緑があふれててみんな植物育てるの好きなんだ。狭い階段には中国語の文字が書かれてて映画みたい。
団地の中をうろうろ、小さな市場もあったから露店をひとつひとつ見てまわる。野菜や果物が多い感じ。
団地の中の小さな公園ではおじいちゃん、おばあちゃんが談笑してる。トランプしたり、タバコ吸ってたり…座って眺めてたけど、不審人物だったかも。

 

 

 

公園を出て歩いてると巨大な倉庫が市場になってた。服や靴の市場、海鮮市場。
すべての魚貝類が生きてて魚がビチビチ跳ねてる。海老もザルの上でビチビチしてる。
香辛料の市場はすごい強い香り。
野菜市場で自転車から大きな荷物を落としたおばさんを助けたりしてたら夕方になってた。

 

 

 

 

宿に戻って2日分の洗濯をする、たまってて干すトコがないよ。
今日は1日楽しかった、こういう知らない国の街を歩くの好き。窓から外をみると、団地とその明るい部屋で生活する人たちがみえた。

日本からそう遠く離れてない北京の郊外、街の人の生活、喧騒と聞き取れない言葉。ぼーっとしてたら静かに時間がすぎてった。