北京 10月15日

60路のバスに乗って終点までいって降りた。
朝ごはんを食べたくて商店街の前をうろうろ行ったり来たり。どのお店も入りにくくて…せっかく中国にきたのにサブウェイに入るのもね。まだ中華食べてないし…
おいしい中華食べたいよ。

混んでた1軒のお店に入ると棚に並んでる食材をザルにのせて重さで会計する。
取りすぎて30元もかかっちゃってる。
出てきた麺に間違えて多めにラー油を入れた。ベトナムでもよくやったんだけど、辛くて汗だくになるのに。
なんでかコックの人が厨房から出てきて話しかけてきた。え、え?英語しか、ゴメンわかんない。

 

地下鉄は入り口でX線検査みたいなのに荷物を通してた。地下鉄を降りて大きな通りを歩いてくと途中で荷物検査する。
そして天安門をくぐって故宮へ。

かつては紫禁城と呼ばれて今は博物館になってる故宮。
広大な入り口には観光バスが何台も停まってる。チケット売り場は人が並んでるんだけど奥はガラガラに空いてた。

 

 

いくつもの門と庭を越えて奥へ奥へ歩いてった。1km以上もあって、とにかく広くて。
すごいな…今は博物館だけど、昔はもっと煌びやかで色鮮やかで生活の空気があったのかな。
だって700年以上もアジアの富が集まってた場所なんだよね。いまの建物には皇帝の椅子が置いてあるだけだけど…

 

 

 

故宮を抜けると道路の向こう側の山頂に建物が見えた。
登って北京を見渡してみたい。地下通路を通って道路を越えるとリキシャが日本語で声をかけてくる、この人たちはなぜか私が日本人ってわかったんだろ。

公園の入り口でチケットを購入して山頂目指して登ってった。
山頂の楼からの北京の眺めはすごくて。紫禁城は城っていうより街にみえる、向こう側が霞んで見えないよ。日差しを避けて反対側でぼんやり。

 

 

 

山を降りて北に向かって歩くと路地裏にはいった。
道端で髪を切ってもらってる老人、すごい静かで絵になる風景だった。お願いして写真を撮らしてもらえばよかったな。
孫が走り回る井戸端会議、軒先の洗濯物、すりよってくる猫、荷物を載せた三輪車、小さな3畳ぐらいの店。
狭い路地を北へ北へ。生活の空気を感じる。

路地裏を抜けた先は御苑っていう公園。湖岸はカフェやバーが並んでてさっきとは違う雰囲気、バーではバンドが演奏してる、釣りをしてる人たち、ジョギングしてる人たち、穏やかだね。

 

 

 

御苑を抜けて地下鉄の駅を探しながら北京の大通りをうろうろ。
運河沿いの駅から宿へに帰る。宿の人とすこしお話した。

シャワーを浴びて気づいたら寝てた。
深夜の12時、誰もいないマックでセットを頼んだけどうまく伝わらない。

北京、700年アジアを支配していた都。ガラスの向こうを流れるクルマの灯りを見ながら、ぼーっとする。