マチュピチュ 12月22日

ちゃんと9時前にチェックアウト。
受付がいなかったので他の人みたいに鍵をカウンターに置いて出る。

今日はクスコに帰って国境を越えてボリビアへ。
コパカバーナに向かうつもり。
ペルーレイルのオフィスで帰りの列車のチケットを聞いたら良く分からなくて、ツーリングオフィスで駅前で買えるコトを教えてもらう。
線路と出店を越えて駅前に、チケットカウンターへ。9時過ぎのは満席で11時になるそう。
7400円、高!行きが5800円だったのにって伝えるけどムダだった。

11時まで線路沿いのカフェでぼんやり、雨が降ってる…どしゃ降り。
今日この日のために何年も待って大金を出して遥か遠くから来た人も多いんだろな。雲に覆われた雨のマチュピチュ…憐れみは感じなかったけど偶然とか奇跡とかどうにもならない歯車のようなものを感じた。
ウユニ塩湖やイグアスの滝でも言えるコトだけど。

帰りのペルーレイルは1番前の席でびっくり。運転席の隣で列車の前が見える!だから高かったのかも。
気持ち弾んで音楽聴きながら、出発。
なんだかディズニーランドのアトラクションみたい。アンデスの山並みを見ながら、配られたコーラとパンを齧りながら、いつの間にかねてた…

 

 

 

隣のおじさんに起こされた。
イヤホンを外すとアンデスの民族音楽に合わせて車内でみんな手拍子、見ると食事を配ってた女の人が踊ったり、男の人が仮面をかぶってコッチを覗き込んだり。
一緒に手拍子する。アンデス音楽の高い笛の音がココロを揺さぶる。
車内での一体感、力強く手拍子をしながら此処にいるコトを感じて涙が出てくる。フジロックみたいだ。

インディオのお婆ちゃんが花を売りに来たり。
インディオは赤ちゃんを袋に包んでおんぶするんだね、抱っこ紐よりそっちの方がいい気がした。

駅に着いてバスでクスコまで戻ろうとしたらタクシーの客引きに合う。
提示されたs/60(1800円)は行きの半分の値段、行きのタクシー運転手に怒りをおぼえた。小銭まで取られたから。
地球の歩き方を指差してs/20のバスで帰るコトを伝えると親切にバンまで導いてくれた。
他の旅行者の最後に乗り込む。荷物はバンの上にくくり付けられた。
行きと同じ最高の景色、のハズがバンの座り心地が悪くて気分が乗らない。
いつの間にかねてた…

目が覚めてお腹の調子が悪い。しばらくするとクスコへ、郊外は結構荒れてるのね。
教会の前で降ろされた。気になって他の乗客に値段を聞くとs/10(300円)!安い!

 

 

 

荷物を受け取って教会の名前を調べると、何だ市場の横の教会だった。
がまんしてた早くトイレへ行きたい。
地球の歩き方には市場の横にあるみたいだけど見つからない、1件のおしゃれなのに観光客がいないカフェに入った。

 

 

ペルーのコーヒーは日本より美味しい。何故かお湯で割って飲む。
ソレスがなかったので1US$を渡すと断られたので足りないけど小銭を渡したら納得してくれた。この店長は信用できる人だと思った。

クスコのバスターミナルを目指す。次はコパカバーナだから。
地球の歩き方によるとセントロ(街の中心でカテドラルという古い建築物が必ずある)から15分だそう。
歩き始めて分かったけど30分かかるし、郊外の汚ない道路を歩くし、道を聞いて何度も間違えるしで着いたのは1時間後。

南米のバスターミナルは巨大で日本のバスターミナルの10倍以上の広さ、何十ものバス会社がカウンターを構えていて、そこでチケットを買う。
あとターミナル使用料を払う。
バスのチケットを購入してターミナル使用料を払いに行くとトラブル発生、警察にバス会社のカウンターまで連れて行かれる。
どうやら正しいチケットじゃなかったみたい。

ターミナルの薄汚れて臭う中でバスの出発まで待つ。
狭い椅子にうるさい雑踏、5時間待つコトを考えると乞食みたいな気持ちになってきた。
近くのホテルで本でも読みながらのんびりしたい。

750円払ってターミナルの横のホテルで休んだ。

出発前にペルーの露店でいつものチキンのスープを食べる。
量が多くてまたこぼした。
料金を渡したら隣の男の子が取ってポケットに入れる。スリかと思って思わずその子の腕を掴んだら、周りがみんな笑ってる。
この店の店員だったみたい。
そういえばペルーではスプーンをそのまま使ってたけど周りを見ると現地の人は拭いてから使ってる様子。
まあ、いっか。

食べ終わってバスに乗車。
明日の朝には太陽の島コパカバーナなんだ!
それよりバスの越境って初めて。夜遅かったので、すぐにねてた…