グランデ島 1月6日

グランデ島は1人で来てる人がほとんどいなくて、すこし孤独を感じてた。
ブラジル人の少し威圧感のある感じもあったのかも。
だから部屋からでる気になれなくて遅めの朝食のビュッフェ。

今日はパンは2切れで限界。果物にチーズにハム、搾りたてのジュースが美味しかった。
それに頭の近くをハチドリが飛んでく。太陽の光が入るこのカフェは好き。
最後にコーヒーを飲んでお腹いっぱいになった。

歩こうかな…

ビーチに歩いてった。
この村には狭いけどキャンプ場もいくつかあって、テントがあれば2500円で泊まれた。
昼間はテント暑いんだろうな。
グランデ島は宿がとても高かった。
途中にネットショップがあった。飛行機のEチケットをプリントアウトしようとしたけど、今はネットに繋がらないんだって。
同じ通りに並ぶアクセサリーショップに行って赤と黄色のバングルを買ってすぐに手に巻いてもらった。
旅行中は買ったバングルを巻きっぱなしにしてる。ただのおまじないだけど。
足に合っていないサンダルも買い換えたいのだけれど、どれもビーチサンダルで買う気にならなかった。
島ではいいけど、リオデジャネイロでは履けそうになかったから。

 

ビーチ沿いのレストランでコーラを飲んでた。
人が多いし、船から次々と降りてくる。
宿みんなとってるのかな?今から探す人もいるのかな?私はめちゃめちゃたいへんだったけど。

なんとなく手に巻いたバングルを見てにやにやしてた。
すぐ横をガラガラと荷物を運ぶ人達がいて落ち着かない。
ビュッフェでのシンプルで健康的な朝食を食べたあとだと、レストランのジャンクフードっぽい料理は食べたくなかった。
ペルーやボリビアみたいにブラジル料理ってあるのかな…

ホテルに帰りながらサンダルのお店やアクセサリーショップをのぞいてった。
同じ南の島でも南米はハワイな感じ。
東南アジアの異国な雰囲気に較べてディープさが足りない気がした。
もっとその島の空気に飲まれたかった。

ゴミ捨て場で白人2人が割れた鏡を集めてた。なんだろう?手を切りそうで見てて怖かった。
部屋に戻ると異常に眠くて数時間寝てしまう。

目が覚めると寒気。
背中も痛いし風邪?今日の計画どうしようか?
計画はなかったけどグランデ島の最後の日だった。でも出かけれる調子じゃないし、寒すぎてヒートテックを着て、部屋のドアを閉めた。
昼間から寝てる姿を見せたくなかったからカーテンも閉めた。
暗い部屋。
ガタガタ震える。ベッドの薄い布をかぶって紛らわす。南の島で風邪なんて、カッコわるい。
クスリケースからルルを取り出してジュースで流し込んだ。
飲んだから治るわけではないけど眠くなるから、たくさん寝た方が早く治りそう。
うん、明日、島を出よう。
風邪でココにいても仕方ないし、何よりホテル代が高かったから。

でも、この体調で歩いてホテル探しはムリだし、リオデジャネイロは治安がめっちゃ悪いらしくて荷物を持って歩き回りたい街じゃない気がする。
あ、ホテルを予約していこうか。
今までは歩いて探していたけど、それはあきらめようかな。

いろいろ調べて今回の旅行で何度か耳にしたブッキングコムで朝食付きシングルを見つけて予約した。
iphone便利だね、航空機のチケットまで買えるし。

肉体的につらいと精神にもくるので、音楽を聴いてて気がついたら寝てた。
目が覚めたら大量の汗をかいてた。
南の島なのにとても寒いし関節が痛い。
本を読んだりしながらだらだらと時間だけが経っていく。
最後の島の思い出は誰もいない夜のカフェがいいかも。
昨日も最高にリラックスできたし。

夜を待ってカフェに行くとおじさんが1人でTVを見てる。自分が長袖着てるの変に思われないかしら?
iphoneを充電して、本を広げた。
部屋から持ってきたコップに買ってきたサングリアを注いで飲んだ。
外は雨が降ってた。
雨音と濡れた植物に暖かいライトが当たってる。
そのうちにおじさんはTVを消して部屋に帰ってしまった。
音楽つけたいな。Barカウンターの中にこっそり入ってCDプレイヤーを動かすと音楽が流れる。
ちょっとするとホテルの人が来てCDを変えて音を上げてくれる。
コッチの方がいいよとレゲエを流す。
風邪って英語でなんて言うんだっけ?
今ね、寒くて頭が痛いんだけど、明日リオデジャネイロに行こうかな…

アングラ・ドス・レイスに戻ってバスに乗るより、スピードボートでコンセイカオに行った方が近いし早いよ
どうすればイイの?
ビーチでバスのチケットを買って、そのあとスピードボートに乗ればいいよ

丁寧にビーチの地図とチケット売場の場所を教えてくれた。

あと、ツアーの小型のバンがあって、これならリオデジャネイロの目的地の近くで降ろしてくれるし、バスターミナルからタクシー使わなくて済むから安上がりだよ

それぞれのチケットの値段と地図を書いて渡してくれる。
ありがとう
永遠に終わらない説明と会話。
一生懸命に聞いてるウチにものすごい疲れてくる。英語も理解度低いから段々と集中力が切れて何言ってるかわからない状態になった。

夜も更けてきて音楽は消されてカフェに残された。
滴り落ちる雨を見ながら、今日は早めに寝ようかなって思った。