チェンマイ 6月30日
だらだらしてた。なんとなく昨日の夜のカオサンの喧騒に疲れてしまったのと、ホテルの無愛想な感じ、1泊2400円という高すぎる値段。
別の宿に切り替えようと思っていたんだけど、こんな街は離れて何処か遠くに移動すればいいよ。
チェックアウトしたら受け付けは小さな女の子、去り際にサワッディカ―って挨拶したら笑顔で両手を合わせてコークンって返ってくる。
かわいい笑顔。
すこしうれしくなった。
カオサン通りに出て昨日の夜に1番賑やかだったレストランに行った。お客さんはほとんどいなかったけど。
パンと卵とベーコンとオレンジジュースで120バーツ、欧米式朝食は割高だなって思う。
やっぱりその国の食べ物が美味しいし安い。
カオサン通りは欧米人が多いからかアジア人より欧米人が優先されてる気がする、店員によるんだろうけど、同じアジア人なんだけどな…でも日本人もそんなトコあるよね。
チェンマイまでのバスを調べると北バスターミナルから出てて、夜に出発して500km北上して10時間後に着くみたい。
テーブルに120バーツを置いてさっさと出た。
通りでタクシーを拾ってiPhoneに表示させておいた北バスターミナルの写真と名前を見せる。
このタクシーの運転手ずっと独り言を言ってる、笑ってるし…よく見るとマイクとイヤホンで誰かとしゃべってるみたい。
30分ほどで北バスターミナルに、外のチケット売り場で、チェンマイの文字を見つけて話してみると13:00に出発できるみたい。夕方だと思ってたから、あと2時間で出発できるのすごくうれしい、窓際の席を600バーツで購入してターミナルで待つコトにした。
ターミナル内は広くて、コンビニやレストランまでいろいろ揃ってた。
さっきから横に座ってるサングラスの人、ビニール袋に直接アイスコーヒー入れてストローで飲んでる…
破れたり溢れたりしないのかな?
バスみたいな安い交通手段は現地の人の利用率が高いし雰囲気が素朴で好きかも。
コンビニでお茶を買ってバスに乗った。VIPじゃない安い席だから狭いのかなと思ってたら、めっちゃ広かった。
日本のバスより全然広い。脚が伸ばせるし。南米のバスも広かったな~。
13:00過ぎにタイ北部のチェンマイまで出発。好きな音楽を聴きながらバスの旅、南米で楽しかったバスの旅がまたできてすごくうれしい。
流れる異国の景色を見ながら10時間を超える500kmの旅。
午後になって西陽が差し込んでくる、うっキッツイ、座るの反対側にすればよかった…
カーテンを少し閉めた。
17:00ごろにパーキングに停車、トイレ休憩かなって思ってたら、ほかの客が別の方向に向かう、付いていくと、そこはレストラン。
うーん夜に露店で食べたいし今はちょっと、よく見るとチケットに付いてるフードチケットをお店の人に渡してる。
あ、タダなんだね。
レッドカレーと煮卵をタイ人と一緒に座って食べる、美味しい…
バスでまた出発、日も暮れてカーテンを開けてぼんやり、だんだんとお客さんも降りていった。
郊外を広い大地をバスは寂しく走る。
夜の11時にチェンマイのバスターミナルについた。
降りたらトゥクトゥクのおじさんに声をかけられる。周りを見てもタクシーも止まってないし誰もいない、ホントは歩いてホテルを探そうと思ってたんだけど…
ホテルの集まってる場所まで歩いたらって聞くと、遠すぎるって。
確かに真っ暗で閑散としてる。地球の歩き方に乗ってるホテルを指すと250バーツ、値下げ頼んだら240バーツ、疲れてたしイイか。
おじさん全身タトゥだらけな上に道に唾を吐く、怖い…
音を立ててトゥクトゥクは夜のチェンマイを走った。風が入ってきてタクシーより気持ちいい。トゥクトゥクもイイね…
ホテルにつくと高そう…地球の歩き方はホテル探しにはホント使えない。
おじさんに聞くとやっぱり高いそう、安い宿を聞くと500バーツの宿に連れてってもらう。
ついた宿はAC、温水シャワーWifi込みですごく広くてきれい。おじさんに感謝し、無愛想だったけどいろいろ丁寧で教えてくれた。
2日間の宿をとる、カウンターの人も静かだけど優しかった。
大満足でシャワー浴びて、ベッドへ。
明日は市場に行って美味しいタイ料理食べてチェンマイ観光しよう。あと夜はナイトバザール行こう。
窓の外の夜の街を見ながら、遠くバンコクからチェンマイまで旅してきたこと。
遠い異国で1人なんだって実感できた。私は1人が好き。