ヒマラヤ 11月21日
11月のヒマラヤ、あまりに寒くてダウンを着て寝てた。部屋の中なのに息が白くて笑ってしまう。
宿の前のアクセショップでバングルを見てたら、おじいちゃんが骨でできてるんだよって教えてくれる。青色のバングル(50円ぐらい)を買って腕に巻いた。これがヒマラヤ記念。今日は今いるティルケドゥンガから1300m上のゴレパニに行くつもり。
宿のすごく外人慣れしたおじさんに部屋のキーを返す、朝ごはんは?いらないよ~
歩き始めたら、バスでいっしょだったオーストラリア女子とガイドの二人組を抜いたり抜かれたりしながら、てくてく。すぐ近くに見えてたウレリに2時間後の9時過ぎついて遅い朝ごはんを食べる。
山のむこうに8000mの雪山がみえる!砂糖たっぷりのホットミルクティーがおいしい。しばらくぼーっとしてた。
ウレリを出てすこし歩くと桜が咲いてた。まだ11月なのにね。日本っぽさ。
ロバ?で荷物を運んでるみたい、トレッキングの3日で100頭ぐらいとすれ違ったかも。みんなゆっくりゆっくり歩く。
13時過ぎにゴレパニ到着、意外と早く着いたかも。
けっこう崖沿いの大きな村でびっくり、きっとココはチベットとの交通の要所だったのかもしれないね。
村の奥までいくと急に山が開けて、おーっと声がでた!
すごい、あれがアンナプルナかしら?
崖沿いの眺めの良さそうな宿に入った、そういう宿から埋まっていくらしいけど早く着いたみたい。2階の端の部屋に案内されたんだけど窓からアンナプルナ?がみえる!ベッドからヒマラヤがみえるなんて。シャワーも浴びれるみたいで、ティルケドゥンガと違って温水が出てきて感動!これで600円は安いよぅ。
1階のカフェでミルクティーを飲みながら窓の外をみてぼんやり、他にお客さんもあまりいないみたい。
しばらくすると何度もすれ違ったオーストラリア女子とガイドもこの宿にきた。ガイドが連れてくるってことはこの宿は正解だったのかも。ガイドといろいろ話すと今度日本に働きに行くみたい。外国人研修制度っぽい、ものすごい安い賃金でめちゃめちゃ働かされるかもだからちゃんと給料はチェックしなきゃだよって伝えたら、知らなかったみたいでびっくりしてた。貧しい国の人を研修って騙して連れてくる、それを国がやってるんだからサイテーだ。
彼とは今でもメールで連絡を取り合ってて、日本に来たらおいしいお店を紹介したいな。
ここからプーンヒルはすぐ近く、と思って部屋着で登っていくんだけどかなり大変!
300m登るんだもんね大変だよね。
狭い道を1時間ぐらい登っていくと見晴らし台のあるプーンヒルに着いた。
そこにいたネパリの青年がいろいろ教えてくれる、あれがダウラギリ、あれがアンナプルナ、あれが・・・・。どれも8000mあるのか、うーすごい。韓国語を勉強してるみたいで友達と韓国人を連れて来てるとか、なるほどガイドなのね。
ベンチに座ってネパリ青年といろいろ話す、ネパール語に英語に韓国語が話せる、ネパールは観光で成り立ってるから中学から第二外国語を勉強するみたい。すごいねって言ったら恥ずかしそうにして仕事だからって言ってた。
いっしょに見晴らし台に登ってから、プーンヒルを降りる。
途中で韓国の歌だよって友達と唄ってた。ゴレパニにもどったら真っ暗で手探りで宿に戻ると部屋がない?!わちゃわちゃしてたらこのキーはココじゃないよって言われる。宿を間違えたみたい。
宿にもどってダルバードを食べた。すごく疲れてたしお腹も減っててすごくおいしかった。この宿wifiが切れるときがあるんだけど電気がたまに落ちるって言ってた。宿のおにいさんは素朴でやさしい。
深夜、凍えるベッドから見えたのは信じられないような満天の星空。ヒマラヤにひとりぼっち、胸が押しつぶされそうなすごい感覚、息が白い。
みんなが寝静まっててヒマラヤと天の川はもう私だけのもので、飽きるほど窓の外を眺める。流れ星が次々に音を立てて流れてった。