ヴェリコ・タルノヴォ 4月13日

今日は古都ヴェリコ・タルノヴォまで行くつもり。

朝7時、早めに宿を出た。スタッフがいなかったから鍵は他の部屋と同じようにドアに刺しておいた。

西にある街ドゥプニッツァまで行ってそこから鉄道にのれば行けるかな?

 

昨日教えてもらったバス停の方へいったけどバス停の看板とか目印がなかった。

カフェで場所を聞いてお店の前に立ってると、他の人たちも集まってきてココがバス停なんだってわかる。

しばらくしてやってきた小さなバスに乗り込んだ。
温泉の街サパレヴァ・バーニャからドゥプニッツァまで丘陵地帯を人でいっぱいのバスは走っていった。

おととい泊まった宿の近くまで来たところで下車、宿に駆け込んで忘れた帽子とiPhoneの電源を取りに行ったけど見つからなかった。スタッフに駅までの道を教えてもらう。

これはヨーロッパで初めての鉄道旅。

 

駅まで歩きながらきょろきょろ。iPhoneの電源購入と両替をしなきゃいけないんだけど、お店がまだ開いてない。ブルガリアはめちゃめちゃ田舎だって思う。

そのまま駅についちゃって、ヴェリコ・タルノヴォまでの切符を買おうとするとソフィアで乗り換えなきゃいけないみたい。ドゥプニッツァからソフィアまでのチケットを買って売店でファンタみたいな飲み物を買った。

バックパックをおろしてホームのベンチで1時間ぐらいぼーっとしてた。

風はすずしいし、のどかだなー…

 

10:30にきたソフィア行きに乗り込んだ。空いてて誰もいない。

ソフィアまで2時間ほど鉄道の旅、初めてのヨーロッパ鉄道旅。ブルガリアの田舎の鉄道はバルカン山脈のふもとをすごくゆっくりと走ってく。

途中でトンネルに入ると車内は真っ暗に、え、えー!?何も見えない…すごい!楽しい!

2時間後、近代的なソフィア中央駅へ。

外で100Lvを両替して、駅の地下でソフィアからゴルナ・オリャホヴィツァまでのチケットを買った。

遅い朝ごはんを探して地下をうろうろ、地上に上がってレストランに入って高タンパクっぽいのを食べた。ブルガリアは食べ物が安くておいしい。

 

電車が来るまで駅に戻って地下のベンチでぼーっとしてた。

ゴルナ・オリャホヴィツァの文字が表示されたからホームに行くと別の放送が流れてホームから人が移動していく。別のホームに変わったのかな?よく分からなかったからみんなについてった。

 

その時にルセまで行きたいって欧米人に話しかけられた。チケットカウンターまで連れてったけど、もしかしたらお金がなくてチケットを買ってもらいたかったのかもしれない。

 

鉄道に乗り込むと8人のコンパートメントで人はいっぱい、しかも窓ぎわで進行方向と逆の席。

かなりつらい旅になった。

ブルガリアは北海道ぐらいの緯度で夕日がかなり北まで残って18時を過ぎてもめちゃめちゃ暑い、しかも直射日光で眩しい、汗がでる。

何度か廊下に出て風にあたった。脱水症状になってるかも…

楽しいハズの鉄道旅が…4時間かけて地平線の穀倉地帯を走っていく。つらい、早くついてほしい…

 

夜、ブルガリア中部のゴルナ・オリャホヴィツァに到着。

走って売店に向かって急いで冷たいコーラをがぶ飲み、あー脱水症状になるところだった。

この小さな街からヴェリコ・タルノヴォまではバスでいくつもり。駅前に止まってたミニバスに乗った。運転してるおじさんが大声で喋ってて楽しい。この人はいつもこんな大声でしゃべってるのかな?

 

12時間かけて夜に着いた古都ヴェリコ・タルノヴォ。

バスを降りてホテルに向かう途中でギターを弾いてる旅人に会った。ギターで稼ぎながらテントとヒッチハイクで旅してるそう。いっしょに夜ご飯を食べていろんな話を聞いた。この人どこでも生きていけそうだなって思った。

 

宿は1500円なのに三ッ星でバルコニーまでついてる。シャワーを浴びて溜まってた洗濯をする。
バルコニーで紅茶を飲みながら、暗くなった古都の街並みを眺めた。

やっと教えてもらった古都に来れたよ…、今日1日は朝から晩まで活動してめちゃめちゃ疲れてた。