クルージュナポカ 4月28日

明日ハンガリーの国境を越えようか、物価の安いルーマニアにもう少しいるかって考えてた。

クルージュナポカの街は何かあるってわけでもないんだけど生活を感じれて居心地が良い雰囲気。

 

それに、昨日泊まるハズの宿がアパートだったって知って、もしホテルじゃなくてアパートに泊まれてたら憧れてた海外生活することができたかもしれなかったって思うと、どうしてもやってみたかったし。

 

午前中ずっと考えてクルージュナポカの旧市街を歩いてみることに。

まだどんな街かもわからないから。大通りまでてくてく歩いてバスに乗った。9番のバスは走り続けて目的の旧市街を抜けてしまって、さらに駅に向かったから慌てて降りる。

この街で行けるとこって美術館と博物館ぐらいだけど、なんとなく教会のある広場へ歩いた。

 

あ…、美術館ってココなんだ、旧い建物で都会のなかに素敵な静寂がある感じ。時間があるし、あとの楽しみにとっておこう。

ランチが食べたいなと思うけど入りやすいレストランがない。食べるとこを探してると目の前で駐車しようとしてたクルマがピザ屋のスクーターにぶつけて倒してた。ぶつけられた方もそんなに怒らない。

急に開けた広場の前の巨大な教会。デザインは田舎の小さい家って感じなのにすごい大きくてスケール感がおかしくなる。こんなのを何百年も前に建てたんだね。

 

そして広場では大好きな骨董市が開かれてた!

通りを渡って露店を見て回る。バングルやネックレス、木の食器…、露店はそんなに多くないけどすごく盛り上る。買ってたプラスチックのスプーンがギザギザで唇が切れて痛かったから4Lei(100円)で木のスプーンを買った。

植物をガラスに埋め込んだネックレスもイイ感じ、5Lei(125円)でバングルを購入。そういえばランチまだ食べてないや、地球の歩き方に載ってたホテル兼レストランへ行くとファーストフードっぽくて選びやすいし入りやすい。

 

いつもパンばっかりだったから多めに頼んじゃう。
スープに豚肉の煮込みにパンにフライに…気が付いたら26Lei(650円)も頼んでた。30分後、お腹が苦しい…食べきれないよ。

 

すこし休みたくて近くの美術館に入る。入口には不気味な像、これは現代アートだよね、勢いがある感じ。

衝撃を受ける体勢と醜い人間の姿。

 

2階に上がると現代か古典か聞かれたから現代美術のチケットを4Lei(100円)で買って入る。
いつも学生?って聞かれるけど学生証作っとけばよかったかも、フリーで入れるはず。不気味な黒ずんだ絵画が並んでる、部屋も5部屋ほど、どの作品も思い出せない過去のような空気感…

 

しばらくぼんやりして、別の入口に入るとそこは彫刻の部屋で4Lei払う。
うー気もちワルイくらいリアルだ、中庭にあったのと同じ人の作品みたい。

 

疲れて身体を休ませたいから宿へ帰ることにした。

バス停の途中でデパートに入ったけど誰もいない。エスカレーターで上へ、もし電気屋さんがあったらケトルが欲しいけど。最上階で無人の屋上へ、ベンチに座ってぼーっと景色を眺めてた。

 

9番のバスで宿の近くまで帰る、スーパーでカマンベールチーズとココア、トマトとクロワッサン、ヨーグルトを買って帰った。
夜、連絡をとったあとトマトを水に冷やして食べた。