センテンドレ 5月5日

昨日700円ぐらいで買ったフォアグラがまだ半分も残ってて食べきれなそう。残ったのはサンドイッチにして持っていこうって思った。

下のマーケットでパンを買って朝ご飯を作る、フォアグラのソテーとトマトにミルク。フォアグラはホントにめちゃめちゃおいしい。
余ったフォアグラとトマトはサンドイッチにしてラップとアルミホイルで巻いた。うん、今日はサンドイッチを持ってアートで有名な北のセンテンドレの街へ行ってみる。

宿代の紙幣を丸めてメールボックスに放り込んで、キーはテーブルの上に置いてった。このアパートはwifiが通じなくて大変だったな…すごいきれいで楽しいし良かったけど。

今夜の宿を探さなきゃ、ココにもう一泊すればよかったかな…

 

センテンドレの街へは船で行くつもりだから、ドナウ川の方へ歩く。

マックまで来てwifiがやっと通じた、コーラを飲みながらセンテンドレの宿を探す。
う、1泊5000円もする…5000円は払えないよ。でも良く考えたらセンテンドレは船で片道1時間ちょっと、日帰りでも行けそう。近くに2200円のゲストハウスを見つけて予約した。近いし歩いてってバックパックを置かせてもらってからセンテンドレに出発することにした。

 

マックからゲストハウスまで歩いて、ちょうどアパートを出てきた人がいたからドアが閉まらないあいだにアパートの門をさっと抜けて中庭にでる。

でもゲストハウスの場所がわからない、アパートの住民に聞いても、それっぽいドアはロックされてるし…

うろうろしてたら1階のおじさんが聞いてくる、ゲストハウスの壁紙に書かれてるTEL番に電話すればイイじゃないか?私のiPhoneは外国で電話できないんですって言うとかわりに電話してくれた、あ、優しい…

5分後にゲストハウスの人ととなりの部屋の人が来てバックパックを預けさせてもらった。となりの人は中国人で夜にいっしょに料理する約束をした。

肩にかかる重さも気持ちも楽になって、川沿いまで歩いてく。

ドナウ川沿いの小さな黄色い建物でセンテンドレの船の往復チケットを3000Flt(1050円)を買って乗船。

14:00過ぎに船はエンジンを鳴らして動き始める。今回初めての船旅。

右側に巨大な国会議事堂を過ぎて、船はブダペスト郊外へ。ドナウ川ってなんかインドのジャングルを流れる川みたい。けっこうワイルドなのね。
バッグから朝に作ったフォアグラサンドを取り出してたべる、フォアグラが柔らかい味だからサンドにはあまり合ってないのかもしれない。もっとフォアグラの味付け濃くしないと。

 

1時間後に船はセンテンドレの船着場へ着いた。

あー小さなかわいい建物がいっぱい、ルーマニアやブルガリアの街と似てる、石畳の街。
アートで有名なセンテンドレの街。船を降りて小さなギャラリーやミュージアムが並ぶ小道を歩いてった。

かわいいデザインのお店で小さなマグ2つと石鹸3つを買うと5200Flt(1820円)って言われる。う、高いな…でも確かにそれぐらいだったかも、ディスカウントして5000Fltにしてもらった。
別の文房具店で100Fltのペンを買おうと1000Flt札を出すとナゼかプレゼントしてもらえた。

 

ぐるっと裏通りを歩いて街の中心まで戻ると教会前の広場で日本人アーティストの展覧会してる…

すごく小さな美術館でチケットが1400Flt(490円)は高いなって思ったけど買って入ってみた。

聞いてみるとこのチケットでセンテンドレの6つの美術館で使えるみたい。買ってよかった!でもこのマップがわかりにくい。狭いセンテンドレの街をぐるぐる歩き回ることに。

歩き回って美術館めぐりで疲れて入ったショップで「楽」って日本の焼き方を教えてもらう。私は日本人なのに知らなかったけど。

近くのカフェでおいしいアイスコーヒーを飲んで休憩。

 

南の橋を渡った美術館には笑える拷問みたいなアートがあったりして楽しいし人が私しかいない。人のいない美術館の雰囲気ってすごくいい。最後に残してた北の美術館は18:00を過ぎてて入れなかった。

ブダペストに戻らなきゃで、しばらく川辺に座ってコーラを飲んでぼーっとする。

19:00にブダペストへ出航。

甲板は西日が辛そうだったから1階のエアコンの効いたシートに座った。帰りの船旅がすごく気持ちがよかった。

ブダペストについて宿に歩いて戻る。

アパートの門が開くのを待つけど、全然人がアパートを通らない。こうなるかもしれなかったから、朝に鍵をもらっておくべきだったな。どんどん街が暗くなってく…このまま入れなかったら…どうする。
30分ぐらい待ってたらやっとアパートの住民といっしょに入れた。

 

アパートの住民だと思っていっしょに入った人たちは同じ宿のスタッフみたい。1人は英語の勉強中らしくて私に英語の練習してきて笑ってしまう。
シャワーを浴びてとなりの部屋の人とマーケットに買い物に行く。ソーセージと豚肉とパプリカ2つに玉ねぎとワイン。明日のヨーグルトとパンとハムも買っておいた。
宿で料理して色々と話をした。

彼は中国人教師で夏休みでドイツから友達の家をホームステイしながら南下してきてるみたい。中国では教師は春休み、夏休み、冬休みが生徒と同じだけあるとか。日本の教師はそんなに休みはないよって言ったら、何するの?生徒がいないのに?って言われた。

夜、食べ終わったお皿を洗ってブダペストの最後の夜をぼーっと過ごした。