プリトヴィッツェ 5月9日

他の人のブログを読んでたら、ザグレブの近くに世界遺産のプリトヴィッツェ国立公園があるみたい。

今日の深夜にドブロクニクにバスで出発するんだけど、今日はそれまでザグレブの美術館を観てあとは、ぼーっとするつもりだった。でもせっかくだから国立公園行ってみようかって思う、バスで2時間30分で着くみたいだし。

宿を出て5番線のトラムに乗ってザグレブのバスターミナルへ。
国立公園の往復チケットを120Kn(1800円)で買った。下のパン屋でチョコクロワッサンとチーズパンを買って隣のカフェで朝ごはんを食べた。パン屋のカフェかと思ってたら違ったみたいでウェイターが注文に来てしまう。しかたなく飲みたくもないコーヒーを一気に飲みほして時間が迫ってたバスへ駆け込んだ。

 

バスはがらがらのまま郊外を越えて、途中から森の中を走っていく。
途中の村で何人か降りた、そしてプリトヴィッツェ国立公園へ。なんとバスの窓から見える入口Aはどこまでも続く長蛇の列、混雑し過ぎててバスは停車することができないまま入口Bへ連れて行かれた。

入口Bからチケット売り場までは結構歩く、そしてすごい人が並んでる。

チケットを180Kn(2700円、ひぇ…たか!)で買って公園へ入った。まずは船で対岸まで行かなきゃいけないんだけど、コレもすごい行列で見ただけでイヤになってしまう…歩いて行くことにした。
素直に船に並べばよかったって後悔しながら山道を歩くこと40分、やっと湖沿いに到着。北をぐるっと回って歩いてきたみたい。
湖は水がすごく透明で綺麗。でも人が多くてぼーっとできなくて、なるべく観光客の少なそうなルートを歩いた。

 

透明な湖に沈んだ白い古木、岩の上を流れる線のような白い滝。
白い砂の上を赤い魚がぽつんぽつんと浮いてて、人類滅亡後の砂漠みたい。

 

帰りも船で対岸に行かなきゃいけないんだけど、やっぱりコレも行列してた。

帰りのバスに間に合うのかな…と心配してたら、なんと40分並んでやっと船に乗れた。

 

帰りも同じバス会社で宿に帰ったら20:00過ぎ。

もう観光客が多すぎてびっくりした、ひとり旅だとああいうひとりが少ない場所にはいっちゃダメだなって思う。そしてクロアチアはヨーロッパでも有名な観光地って話はホントだったんだ。

このまま深夜にドブロクニク行きのバスに乗らなきゃ。
シャワーを浴びてすこし休んでから洗濯物を取り込んで荷物をまとめた。あの明るいスタッフさんがいなかった。書き置きしてキーは返した、なんかさみしかったしすこし話したかったな…

 

深夜、トラムを真っ暗い通りで待った。
やってきた5番線のトラムに乗った。深夜のトラムは誰もいなくて、窓の外の暗い街に窓明かりがみえた。

ターミナルに着いてパン屋さんでチョコクロワッサンを2つ、コンビニでコーラを買ってバッグにいれる。これはバスの中で朝ごはんにするつもり。

夜ごはんにハンバーガーを買って、がらんとしたターミナルのベンチで座って食べた。

バスに乗ると運良く右の窓ぎわで歓喜。

ドブロクニクに行こうって思ったいちばんの理由がバスの窓から見えるアドリア海の絶景だったから、窓ぎわはぜったいだったから。

 

明け方からきっとアドリア海が見えるハズ。と、喜んでたら隣にすごい太った人がくる、いきなり席が狭くなった。