プラハ 5月23日

朝ごはんはボートの上で食べるブッフェ。

できるだけ体力つけとこうって、いっぱい食べる。小さなパン3切れ、ゆで卵4つ、牛乳3杯、チーズ3切れ。

最後にコーヒー1杯を飲んだらお腹を壊した。

 

部屋で旅日記を書いてプラハの計画を考えてたら、いつの間にか14:00。とにかく混むというプラハ城のチケットだけを最初に買うことにして、ボートを出てトラムに乗り込んだ。

プラハ城は川の西側の山の上にある。1度トラムを降りて橋を渡ってから別のトラムに乗ったら逆方向へ走り出して慌てて降りた。近くの小さなマーケットでシャーベットを買って食べながらトラムに乗り直す。

宿を出て1時間後、行ったり来たりしながら山の上にある城門前についた。Aコースのチケットを350Kn(1400円)で買う。
なんだか今は空いてるみたい、普段は1時間30分待ちだとか、ラッキーだねって言われた。

明日の朝イチで見て回ろうと思ってたけど、プラハ城、軽く歩いてみようかな。

入ってすぐ巨大な聖ヴィート大聖堂を外から見る。
うーんすごい…おっきいしゴシックな彫刻がぎざぎざしてて恐ろしいし、何より建物全体がどす黒い。

 

ぐるっと背後に回って記憶に残らない何かを見たあと(なんだっけ?)、火薬塔に登ってみた。
第二次世界大戦の軍服が飾ってあるだけで何もなかった。

聖ヴィート大聖堂に入るとステンドグラスがきれい。しばらく眺めてた。
南の塔に登れるみたいだけど別料金で高かったからやめた。
博物館を見て黄金の小路へ。ここは頭を屈めなきゃ入れない小さなかわいい建物がいっぱい。
オススメされてた鋳製のブックマークをおみやげに買った。黄金の小路を出てプラハ城がおしまい。今日は少ないっていっても混んでたからかプラハ城は微妙だったなーって感じた。

 

山を降りてメトロに乗って対岸へ。
メトロの地下の売店で45Kn(180円)でサンドイッチを買った。場所によっては観光地価格だったりするから、見つけた時に買っておくといいかも。
そうそう、プラハのメトロは駅で色が違ってて、すごくおしゃれ。

 

かわいいカフェを見つけたから入って紅茶とケーキを食べた。
人の少ない白いカフェ、他の人も本を読んでたりして時間がゆっくりしてる。wifiはなかったけど。

 

チェコは演劇だけじゃなくて人形劇も有名みたい。
国立マリオネット劇場の入り口で今夜のチケットを580Kn(2400円)で買っておいた。うーん…意外と高いのね。食事をおさえなきゃ。

中央広場の教会の石段に座ってサンドイッチをたべる。
たくさんの観光客が広場を行ったり来たり、ここには世界中から人が集まってる。
石段に座って音楽聴きながらぼーっとしてたら、人形劇の開場の時間がせまってた。

 

8時の開演の10分前に入るとけっこう席が埋まってる。

座って待ってると、ばんばん!
っていう木を叩くデカい音が響いてドン・ジョヴァンニの人形劇が始まった。クラシックの指揮者みたいな人形が舞台の前でコントをして幕を開いたあとに、ドン・ジョヴァンニとその召使いがナンパするみたいなお話。

お客さんがいろんなところで笑う、笑うポイントを知ってる感じ。

きっと歌劇に慣れてるんだろうと思う。最後に巨大な石像に地獄にドン・ジョヴァンニが連れ込まれて終わり。事前にドン・ジョヴァンニの物語は勉強してきたんだけど、ついていくので精いっぱいだった。それでも他のお客さんといっしょに笑ったり反応するのが楽しかった、オペラは客層が大切って意味がわかった気がする。

 

終わったあと、いつもの劇術劇場の裏にあるピアノの広場へ。
交代でいろんな人たちがピアノを弾いてく。

この広場にはパンクや全身タトゥーやトラベラー、ホームレスみたいな人たちが集まってて他のプラハと空気が違う。
座ってぼーっとピアノを見てたら、周りの人たちに話しかけられてワインを渡された。
いっしょにワインを飲んでるうちにぼーっとしてきて、だんだん集中できなくって周りの会話がBGMみたい。
旅行者なのかな?観光にはみえないけど。移民の人たちかもしれないけど。
会話はあきらめてぼーっとしながら頬杖をついてピアノを聴いてた。

ここはプラハ、千の塔の街、千年の都。
私はプラハが好き。