フィレンツェ 2月2日
日本のロックくわしい?
聴いてるほうだと思う
幾何学模様って知ってる?サイケデリックのバンドなんだよ
オーストラリア人に言われてせき込んだ。
ここはローマの安いドミトリー。
きのう茹でておいたハードボイルドの卵を4つ食べてると、ときどきそれが喉につまった。
バンドを知らなかったことに、あれ??ってなった。教えてもらった幾何学模様ってバンドは日本人なのに知らなかったから。
バックパックはまとまってたから、すぐに出発できた。
アメリカ人はぐーぐー寝てるけども、この人はおしゃべりな上に圧力があって、メンドかったから起こさないよーに部屋を出た。
音楽の話ができて、すごく気持ちのいい朝だったし。
ローマ駅の券売機でフィレンツェまでのチケットを調べた。
20euro…うー、高い…ナポリからは12euroだったのに、距離は同じくらいなのに。
教えてもらった安いという噂のバスFelixBusってどうなのかな。
駅前の2euroでコーヒーとパンが食べれるカフェでFelixBusのアプリをダウンロードした。
調べたら13euroで行けるみたい。
ポチッ、バスを予約。
少年がカフェで駆け回って仕事してる。
コーヒーカップをカウンターに返したら少年に親切にありがとうって言われた。
何も言わずに出てきたけども、何か言えばよかった。
バスの窓の外はヨーロッパの田舎の景色。
教えてもらった日本のバンド幾何学模様を聴きながら、フィレンツェまで走った。
すごいいい曲ばかり。
なんで日本では流れてないんだろう。それに私はオーストラリアの好きなバンドのこと話せばよかった。
時間、巻き戻せたらな…
トラムでみたフィレンツェは普通の街にみえる。
なんでココが有名なのかな?
宿でシャワーを浴びて街をうろうろする。街にあふれている観光客にがっかりする。
でも、2euroでパンとコーヒーが飲めるお店をみつけた。
宿にもどったらイタリア人がサンドイッチを創ってくれる。
自称アーティストのその人には日本人の彼女がいる。でも、相手の親が結婚を認めてくれないって嘆いてた。
この音どう?
その人はフルートの音を聴かせてくれる。
アーティストって街角で演奏してるのかな?ふつーに聴こえるけども…
やたら熱心にフルートの音を説明してくれる。このまえ音をレコード会社に送ったんだって。
よく話を聞いてみたらミュージシャンじゃなくて画家だった。そして彼の描いた絵は、びっくりするほど上手かった。
フルートより絵を誉めたら、絵なんてどうでもいいって言う。
10年描いてれば誰だって上手くなるよ!
おかしくて笑ってしまう。
彼が作ってくれたサンドイッチはあんまり綺麗じゃなかったけども、それで十分だった。