コルカタ 5月6日

バンコクからコルカタの国際空港に着いたのは早朝。
なんでコルカタにしたのかというと飛行機代が安かったから。
タイから陸路でミャンマーを越えてインドに向かえばもっと安かったのかもしれないけど…
もう東南アジアの40℃を超える暑さに耐えれなかったのと、東南アジアの雰囲気に飽きてたから。

アライバルビザの取得はすこし時間がかかった。
インドのいくつかの空港では、日本人と韓国人に限ってアライバルビザが取れた。
eビザを取る時間がない人はアライバルビザを取ればいいと思う。でもアライバルビザは有効期間が2か月と短いのと入出国が2回までだから、ほぼ無制限のeビザの方ができればいいけど。

コルカタはバンコクに負けないくらい暑かった。
空港を歩いてると日本人のお爺ちゃんにあった。背筋がシャンとしてる。痩せてるけど逞しい感じ。
2人でコルカタの市街まで行くことになった。
お爺ちゃんは若いころにアジアを旅してて40年ぶりにコルカタに来たみたい。今までは東南アジアを中心に旅してきたとか。

バスが市街地について二人で通りを歩いてると、建物やお店をみながら懐かしー!って声をあげてる。ホントに懐かしいんだろうなって、みてて私も嬉しくなった。
コルカタでいちばん高いホテルだよってオベロイ グランド ホテルに連れてってくれる。
石でできた豪華なホテルにはもちろん泊まれなくて、ロビーで涼んだだけだったけど…
この先にYMCAがあって、すごい部屋が安くて、毎朝チャイ屋が部屋まで売りに来てたってうれしそうに言ってる。ついていくとホントにYMCAはあった。
でも一晩4000円もした。高いですねって言ったら落ち込んでるみたいだった。
もうお爺ちゃんの若いころの、記憶のころのインドではないんだろうなって思った。

お爺ちゃんはダージリンを目指すみたいで、今日バスに乗ってくみたい。
博物館をみたあと、ビールを飲んで、お爺ちゃんはシリグリ行きのバスに乗っていった。
私はコルカタは初めてだったし、教会にあるホテルに何日か泊まることにした。

インドは東南アジアとは何もかも違った。
植民地時代につくられたヨーロッパ風の建物も、鶏を何匹も逆さに括り付けて走ってくバイクも、どこか乾いた感じがする。
乾いて荒れてて汚くて、あつくるしい生命を感じるっていうか…

東南アジアでわすれてたバックパッカーの旅の冒険の感覚、わくわくする感じをおもいだして嬉しくなった。