チェスケーブジェヨビツェ 5月19日

チェコを西へいくつもり。

西には世界一美しい街っていわれてるチェスキークルムロフがあるんだけど、もう安宿は埋まってた。

すこし北にあるチェスケーブジェヨビツェなら宿も安いし、バスで日帰りできそう。

 

朝7:30、すこし離れた宿のレストランに朝食を食べにいく。今日もコーヒーとコーンフレークとフルーツ。
部屋に戻って荷物をまとめてチェックアウトしてトラムまで歩いてくと向こうから宿のおじさんが歩いてきた。手を振ったら笑ってる、ブレックファーストを無料にしてくれてありがとうね。

 

トラムに乗って駅へ行った。
ブルノからチェスケーブジェヨビツェ行きのチケット買おうとしたら英語が通じるオフィスで買えだって。オフィスに行くと旅行者しかいなくて空いてた。

聞いたら鉄道はないそうでバスでしか行けないみたい、ネットで調べた限りだと鉄道もあったんだけどな…しかたなくバスのチケットを350Kn(1400円)で買った。

 

バス停の場所がわからなくてうろうろする。いろんな人に聞きながら時間が過ぎてく。
ツーリングバスが止まるとこでバスの運転手に聞いたら乗れっていわれる、でも書いてある行先と違うよって思ったんけど、方向が一緒だったからいいか。

 

乗り込んで音楽を聴いてたらバスはチェコを西へ。いつの間にか寝てた。
とんとんされて起こされた。うーなんだろう?
車掌さんに降りろって言われる。え?なんで?
Okriskyって田舎駅の前で降ろされる、こっから先は電車に乗り換え?急げだって。よくわからないまま、眠い目をこすりながら鉄道に乗せられた。

わーコンパートメント独り占め!サイコーにうれしい。
綺麗な草原地帯や湿原を越えて鉄道はチェコを西へ。あと1回ぐらいなのかな、鉄道乗れるのは。旅の終点は古都プラハ、1000の塔の都。

 

チェスケーブジェヨビツェの駅に着いたのは夕方。ビール工場の多い街でバドワイザー発祥の地なんだって。たしかに駅を出たら工場っぽい荒んだ雰囲気。
すぐ近くにある宿まで歩いてく。

 

2泊の予定だったけどチェスキークルムロフの他にホラショビツェって世界遺産も観たかったから3泊にしてもらう。

なんかチェックインに時間かかったけど1泊16Euroだった。

 

部屋は清潔、トイレとシャワーは2部屋で共有でフロアにはキッチンまであって感動。これで調理ができる。

シャワーを浴びて貯まってた洗濯をした。

 

ちゃんとしたレストランで食事しようと駅前をうろうろ。チェコ料理食べるつもりだったのにふらふらとインド料理に入ってマトンカレーとビールで250Kn(1000円)ぐらい。
やっぱり海外料理は高いよね…でもインドカレーはどこで食べても絶品なのだ。

 

満腹になってバスターミナルの下のショッピングモールで食材を買い出し。卵6個、牛乳1.5ℓ、明日の朝のパン2つに紅茶と砂糖を買って宿に戻る。

 

キッチンでミルクティーを入れてバルコニーに出てみた。
暗い工場を照らす街灯、たまに街灯の下を走るぼろいトラック。ここは古い工場の街、誰も楽しそうな人はいなかった。
私は今、遠い異国にたった一人でいるんだ。

手すりにもたれて紅茶をすすりながら、ぼんやりとしてた。